入塾手順

 「入塾手順」などと述べていますが、難しい手続きなどはありません。

 まず、何故技術士になりたいのかを、聴かせていただきます。その動機や、技術者として持つべき志などについて、思っていること、或いは考えていることを、文書にしたためてお送りください。

 それを拝見して、こちらからいくつか質問をさせていただき、考え方などについて確認させていただきます。そのような、やりとりをしたうえで、持っておられる「志」が、私の考える技術者として持つべき志と相いれるものであるか、また、そのような可能性を秘めておられるかを判断し、支援させていただくかどうかをきめさせて頂きます。

 随分、高飛車で自分勝手な言い回しのようですが、私は、「誰でも」支援しようとは考えていません。特に、とりあえず技術士になってそれから良い人になれ、或いは技術士となってから「志」を備えよという考え方にはなれないのです。

 むしろ、技術者として或いは人として、持つべき志や人間性を備えながら、職場の条件や環境などによって、支援を得られない人をお手伝いしたいと考えています。周りに技術士がいない人とか、地方に住んでいて情報量や、支援を得る機会が少ない人を念頭に置いています。

 もちろん、そのようなスタンスをとっていても、小賢しく要領が良い人に「都合よく」利用されたこともありました。そのようなこともありますし、何よりも師匠から言われた「顔も見ずにやるのか」という言葉が身に沁みています。ですから、より慎重にならざるを得ないのです。そのうえで、納得することができたら、できる限りのことをさせていただきます。

 あえていえば、無償とする理由もそのようなところにあります。できれば、講題としているコラムを通読していただければ、根底に流れる私の考え方は理解していただけると思います。



東行庵資料館にて

若手技術者の為の研修(鳥取県建設技術センター)

羽田空港稚内便待合室で

   

バナースペース